信さんの釣行記

鹿児島 2014年07月25日(金)〜28日(月) 同行者:山田(貴)
   夏の関東遠征隊、締めくくりは山田さん、去年は天候に恵まれず満足な釣行が
   出来なかったが、今回は晴天、どんなドラマがまっているのか?
   買い出しを済ませ、予定より早く堤防に渡った。
   

   が、しかし堤防はうだる様な暑さ!
   早速サンシェーダーを組み立てて日陰を作る。
   

   仕掛けを作って早速開始、まずは黒鯛を狙ってみたが、落とせど落とせど全く
   反応はない。
   流れる汗が目に入ってとてもしみるが我慢しながら1往復したが、暑いので
   潮が上がってくるのを待つことにして、食べ忘れていた昼食をとり、サンシェー
   ダーで暫く横になった。

   陽もやや弱まり潮も上がってきたところで再開、山田さんは左側へ、私は右側
   へ進んだ。
   海は先ほどよりバシャバシャしてきたので期待しながら落とし込む。
   半分ほど進んだところで、山田さんから黒鯛をGetしたと連絡が入ったので、
   よし、これからかな!と思った途端に糸が引き込まれた!が、大きく空振り。
   しかし、直ぐにまた引き込みアタリを得て、45cmをGetした。
   

   時合い到来か!と期待したが、その後はサッパリ。
   基地に戻り、夜仕掛けを準備してから夕食をとって良い気分、ボンボンベット
   に横になった。
   少し時間が経った頃、黙々と落としていた山田さんからコロダイをGetしたと
   連絡が入った。
   直ぐに出撃しようかと思ったが未だ体が重かったので、そのまま休憩してい
   ると、暫くして、山田さんがコロダイを追加して戻ってきた。
   私も再開予定時刻になったので、リポDを飲んで気合をいれてから再開した。
   すると、ここから山田時合いが始まった!
   何度かアタリを貰った後、真鯛を3枚続けてGetした!
   

   よ〜し、私も!と落とし込むが、何故か私にアタリはない。
   時は刻一刻と過ぎていくが沈黙が続いた。
   このままではヤバイな〜と思ってると、折り返し手前で待望のアタリ!
   うりゃ〜!と思い切り合わせると掛かったが、アッサリ浮いてきたのは40cm
   の黒鯛だった。
   

   折り返してから期待のポイントを何事もなく通過、狙いの時間帯になった頃、
   着底間際に微かに違和感を感じた。
   お〜、これはひょっとしてひょっとしてアタリか?
   竿先で、そぉ〜っときいてみると、僅かに動いた様な気がした。
   やっと来たアタリ、大切にいきたい。
   もう一度、そぉ〜っときくが、なかなかグイッとはこない。
   先ほどよりもやや大きめにきくと、竿先が少しだけグンと沈んだので、意を決して、
   うりゃ〜!!!
   手応えは十分で竿は大きく曲がった!
   が、重いだけで、真鯛の沖走りやコロダイの横走りはない。
   なにっ?
   しかし、過去に、これに騙されて次の瞬間に一気の走りで万事休す!って苦い
   思いを経験している。
   なので、とにかく糸を巻けるだけゴロゴリゴリゴリと巻き上げた。
   かなり巻き上げたところで思ったとおり、魚はやっと気づいたのか急に強い抵抗
   を始めて来た。
   重く強い力でギュギュギュっと糸が出されたが、先手を取っているので気持ちに
   余裕がある。
   落ち着いて竿を立て、リールを左手で抑えながらやりとりする。
   何度も何度も突っ込んでくるが、うまく対応できて魚は水面近くまできた。
   最後まで気を緩めるな!と自分に言い聞かせて浮かせる事に成功。
   これは良型の真鯛だろう、と思いながらタモを出して引き上げてみると、真鯛で
   はなくコロダイだった。
   60cmのタモ枠から尾鰭がでていたので計ってみると
65cm、自己記録更新
   サイズだった!
   

   この1枚で大満足、基地に戻って仮眠をとった。
   朝マズメを狙って再開、しかし本命のアタリは貰えない。
   朝食をとってから最後の一流し、中層で引き込みアタリを貰い46cmの黒鯛を
   Getした。
   

   結局、第1ラウンドの結果は、
   山田さんが黒鯛1枚と真鯛3枚とコロダイ2枚、私が黒鯛3枚とコロダイ1枚
   だった。
   山田さんは、自己目標(黒鯛、真鯛、コロダイの3種を釣る)を見事に達成
   した!

   いつもの様に温泉センターで汗を流し、昼食を取りながら乾杯。
   

   仮眠を取った後、16:00の船で再び同じ場所へ渡った。
   昨日は夕方にアタリが有ったので期待して開始したが、黒鯛の活性は低い様で
   アタリはなかなか貰えない。
   休憩後、潮はかなり高くなってきたので、竿先だけをだして浅い棚を狙ってみる
   と漸くコツンと来たので、思い切り、うりゃ〜!!
   心地良い引き味で楽しませてくれたのは40cmの黒鯛だった。
   

   これでドン枚はなくなったので一安心、次を狙って進んだが何も起こらず基地
   まで辿り着いてしまった。
   夕食をとってから昨日と同様、ボンボンベットに横たわった。
   適度に風が吹いて何とも良い気持ち。
   暗くなってから一探りしてみたが反応はなかったので、狙いの時間帯まで暫く
   休憩する事にした。

   再開後、山田さんは右側、私は左側に進んだが何事もなく時間が過ぎていく。
   「真鯛くん忘れた頃にやってくる!」と呟きなfがら落とし込んでいくと、山田さん
   から、真鯛Getとの連絡が入った、しかも50cmオーバー!
   山田さんの今日の目標は50cm以上の真鯛かコロダイを釣る!だったので、
   昨日に引き続き早くも目標を達成してしまった。お見事!

   携帯を切って直ぐに、私にもモゾッと来たので、すかさず、うりゃ〜!!!
   元気に暴れる魚は、さほど大きくはなさそう、しかし待望のヒットなので丁寧に
   丁寧にやりとりして取り込んだ。
   40cmの綺麗な真鯛だった。
   

   これは時合いだ!とワクワクしながら再開したが、その後はまた沈黙。
   すると山田さんから、今度はコロダイをGetしたと連絡が入った。
   大きさは50cmに僅かに足りず49cmとの事だったが見事な1枚だった。
   

   私もコロダイを釣りたくて粘ってみたが、残念ながらタイムアップとなった。
   第2ラウンドの結果は、
   山田さんが真鯛1枚とコロダイ1枚、私が黒鯛1枚と真鯛1枚だった。

   温泉センターで汗を流し、昼食を食べながら山田さんの次の目標を聞くと、コロ
   ダイを複数枚かつ50cm以上の魚を釣る!との事だった。

   第3ラウンドは違う場所に16:00の船で渡った。
   この日はやや強めの風が当たっていたので黒鯛の活性は上がるかも?と期待
   して開始した。
   すると山田さんが少し離れた場所で竿を曲げた!
   これは黒鯛だろうと思っていたが、やりとりに時間が掛かっていたので行って
   みると、コロダイだった。
   

   よし次は俺の番だぞ!と思いながら落とし込んでいったが、期待した場所でも
   全く反応はなく夕食タイムとなった。
   山田さんも戻ってきたので様子を聞くと、黒鯛を1枚追加したとの事だった。

   暗くなってから山田さんは出撃していったが、私は連荘の疲れがあったので狙
   いの時刻まで横になって休憩した。
   

   再開後、私は山田さんと反対方向を探ってみたがアタリは貰えない。
   一往復して基地に戻って山田さんに状況を聞くと、潮が動かず反応はないとの
   事、私は再び休憩モードに入った。
   すると直ぐに、山田さんから連絡が入った!53cmのコロダイをGetしたとの事
   だった。
   お〜、これでまた目標達成、おめでとう!
   

   朝マズメ、私はコロダイを狙って落とし込むがなかなかアタらない。
   

   明るくなって潮が高くなった頃、浮いている多くのコロダイが確認できたので、
   狙ってみると2回ほど喰ってくれたが、2度共合わせ切れしてしまった。
   餌が無くなったので基地まで取りに帰って再びその場所に行ってみたが、魚
   の姿はなくなっていた。
   朝食をとってからも、何とかドン枚を免れようと粘ったが残念ながらタイムアップ
   となった。
   
   第3ラウンドの結果は、
   山田さんが黒鯛1枚とコロダイを1枚追加して3枚、私がトホホのドン枚だった。
   

   最後は2人で記念撮影をして終了した。
   

   6月末からのTYOT連荘釣行は、これで無事に終了した。
   全体を通じて、釣果がイマイチの日もあったが、怪我人もなく楽しい時間を過ごせ
   た事に深く感謝したい。
   個人的には真鯛とコロダイの自己記録が更新できたのは本当にラッキーだった。
   毎回、渡船でお世話になった緒方釣具店に、お礼を申し上げます。
   有難うございます、そしてまた宜しくお願い致します。



鹿児島
 2014年07月21日(月)〜23日(水) 同行者:田中(貫)、大用、鍋倉、安井
   TYOTダメ磯釣行第2班、今回は天気も良さそうだったので久しぶりにのんびり
   気分で鹿児島に向かった。
   16:00の船で堤防に渡ると、今年初の夏らしい暑さで汗びっしょり。
   

   まずはビールで乾杯!
   

   基地を設営してから私はヘチ釣り、他の面々はルアー釣りを開始した。
   この日は殆ど風もなく潮は澄んでいたのでヘチ釣りには厳しい状況だったので
   陰になっている外側をメインに探ってみたが反応はない。
   なのでちょっと底まで落としてみるとグズッとアタッたので、うりゃ〜!!!
   手応え十分で、この日、初めて使う鱗夕彩は胴から綺麗に弧を描いた。
   竿の感触を確かめながらやりとり開始、魚は力強く抵抗してきたが、真鯛の様な
   走りはない、黒鯛よりは引きが強い、コロダイの様な暴力的なひきではない。
   多分アイツだろう、と思いながら浮かせると、思った通り45cmのヘダイだった。
   

   再び、狙いを棚に戻して黒鯛を狙って進んだが、全く反応はなかった。
   基地で夕食を済ませた後、のんびりと横になって暫く休憩。
   

   狙いの時間帯にムクッと起き上がって再開、2時間ほど歩き回ったが何も起こ
   らず。
   再び仮眠を取ってから朝マズメに再開したが、これも不発。
   明るくなってから浮いていたコロダイを掛けたが、ハリスがあっさりと切られて
   THE END。

   結局、第1ラウンド、私はヘダイ1枚のみのトホホ状態、ルアーチームはマハタ、
   オウモンハタ、カサゴ、カワハギを釣っていた。
   
   陸に上がってからは、いつもの様に温泉センターで汗を流し、賑やかに楽しい
   昼食をとってから仮眠した。
   

   第2ラウンドも16:00の船で渡った。
   

   堤防に着いてから、今日は釣るぞ!とみんなで乾杯。
   

   今日も景気づけにまず1枚!と勇んで開始したが、昨日と同様、さっぱりアタリが
   ない。
   潮は澄みぎみだったが、波気はあるので何とか釣れないかな〜と願いながら、
   タンタンと落とし込んでいった。
   すると折り返し地点のやや手前で糸が止まった!
   アタリか?竿先でそぉ〜っと聞くと、僅かに生命反応、思いっきり、うりゃ〜!!!
   竿は大きく弧を描き、ずっしりと手応えを感じた。
   よっしゃ、やっと来てくれたか!と応戦開始。
   丁寧に丁寧にやりとりしてタモにおさめたのは、48cmの黒鯛だった。
   

   これでドン枚は免れたので一安心、しかし堤防を一周してアタリはこの1発のみ。
   基地に戻り暫く横になって休憩した。
   期待の夕まずめになったが、流石に少々体が疲れてたので、そのまま基地で
   横になっていた。
   すると安井さんがニコニコしながら何かを持って戻ってきた。
   持っていたのは33cmのコロダイだった。
   

   暫くテントで横になっていたが、狙いの時間帯になったので重い体を起こし、
   リポDを飲んで気合を入れて再開した。
   すると、先にやっていた鍋倉さんが何か掛けたらしく、悪戦苦闘の末、取り
   こまれたのは、55cmのコロダイだった、お見事!
   

   よ〜し、俺も頑張るぞ!と気合を入れて探ったが反応はなかった。
   基地に戻って休憩していると、鍋倉さんがまた何かを掛けた様だったので行っ
   てみると88cmのアナゴだった。
   

   朝食後は、棚をメインに探ってみたが何事も起こらず。
   船を待っている間に集合写真をとって終了した。
   



宮崎
  2014年07月18日(金)
   先週の鹿児島釣行後、南九州は梅雨明し、急に30℃超えの夏日になった。
   ちょっと疲れていたので、ゆっくり休養していたが、県北の海の様子が気になり、
   いそいそと出かけてみた。

   まずT港に行ってみると、思った通り黒鯛の姿が多数見える。
   やっとこの時期になったか!と思いながら餌を落とし込むが、見えてる魚は直ぐ
   に逃げてしまう。

   潮もやや低かったので底まで落としてみる事にした。
   すると3投目、着底した糸に違和感を感じたので竿先でそぉ〜っと聞いてみると
   全く動かない。
   あ〜あ、開始早々、地球ですか!と呟きながら、糸を手で手繰り寄せて、右へ
   左へと引っ張ったら漸く外れてくれた。
   リールを巻き始めると、ずっしりと重いので、仕掛けはあるな!海草か貝でも引
   っかかって上がってくるのか?と思っていたら、途中でグングンと鈍い引き込み。
   おやっ?これはタコか?それともデカイカニか??
   いやいや、どっちにしても嬉しくないな〜と巻き上げてくると、水面に現れたのは
   でっかい伊勢海老ではないか!!
   ホントかよ!とタモに手を伸ばしたが・・・・、ない。
   タモは車に忘れてきたみたいだった〜(T_T)
   仕方ないのでゆっくりと引っ張り上げた。
   もう25年以上、落とし込み釣りをやっているが、この釣りでこんなのが掛かった
   のは初めてだった。
   この日は、持ち帰る予定もなかったので針を外してから海に返した。

   忘れたタモを車まで取りに行き再開したが、なかなか本命のアタリは貰えない。
   そこで、NS港に移動したがやはり反応はなく、潮が上げて来たので再びT港に
   戻ると、引き込みアタリを貰ったが空振り、そして障害物の隙間で掛けたが途中で
   針が外れてしまった。
   その後、A港に行ってみたが反応なし、最後にHS港でやろうと思って行ってみた
   が、花火大会の準備で立入禁止となっていたので、諦めて帰途についた。 



鹿児島
 2014年07月11日(金)〜13日(日) 同行者:鈴木、堀江、神崎、Keruzo、
                                     小原、和田、横尾、吉田Jr..
   先週から発生した大型台風8号が九州に接近してきたので、果たして鹿児島で
   の釣行は可能なのか?
   宮崎から鹿児島への高速は大丈夫か??
   心配していたが、台風は10日に宮崎を通過し、通行止めになっていた高速道
   路も開通した。

   鹿児島の渡船屋さんに電話して状況をきくと、11日なら大丈夫そう、との事で
   釣り場は大丈夫だと一安心したが、一方、速度を上げた台風は関東に向かって
   進んでいる。
   予報では関東直撃の可能性が大、羽田からの飛行機が飛ばなくなる可能性も
   でてきた。

   さすがに今回の釣行は中止かな〜、今年の1月から計画して準備してきたのに
   な〜、と思ったが自然が相手だから心配しても仕方がない。
   なるようになるさ!と腹をくくっていた。

   11日早朝、出発当日、台風は予報通り伊豆半島に上陸、万事休す、と思ったが、
   台風の勢力が落ちたせいか?台風の目に近かった為か??
   電話で様子を聞くと、風も無く、飛行機は予定通り飛ぶ!との事だったので、
   私もホッと胸をなでおろし、軌跡だ!と思いながら鹿児島空港へ向かった。

   飛行機は予定より早く到着、みんなニコニコ顔で鹿児島空港に降りてきた。
   

   久々の再開を喜びながら、軽く挨拶を交した後、一路、渡船場に向かった。
   途中で買い出しを済ませ、ワクワクしながら乗船した。
   

   台風明けの鹿児島、カンカン照りになるのか?と思いきや曇り空で絶好の釣り
   日よりとなった。
   堤防に着くと、大潮の干潮前で潮が低く、潮は澄みぎみだったので、ゆっくりと
   基地を設営して仕掛けを作った。

   一息した後、堀江さんが神奈川から持ってきてくれた良質のツブを貰って、いよ
   いよ釣行開始!
   

   私は基地から右方面へ進んでいくと、早速、グズグズっときたので、うりゃ〜!
   竿は綺麗に弧を描いて黒鯛独特の抵抗が伝わってきた。
   幸先良く掛かったので、丁寧に応戦して取り込んだのは45cmだった。
   

   同時にやや基地寄りで和田さんも掛けていたが、強烈な引きで残念ながらバラシ
   た様だった。
   私は景気づけの1枚をGetできたので、少しの間、写真係になった。
   すると、神崎さんがGet!すると基地の反対側で堀江さんが竿を曲げてヘダイ
   をGet!
   

   更に遠くで鈴木さんがGet! 再び基地近辺で和田さんがイシダイをGet!
   

   走り回ってハァハァしたので一息ついていると、今度はKeruzo君がGetした。
   

   これで時合いは終了、暫く沈黙が続いたので基地に戻った。
   適度な涼しい風が吹き、横になっていると、とても気持ち良い、極楽気分。
   
   夕方、博多から吉田Jr.が合流した。
   

   夕方、鈴木さんがGetしたので、時合い到来か!と思ったが期待は外れて全く
   反応がない。
   

   早めの夕食をとり、夕マズメから暗くなってからも少々粘ったがアタリは貰えない。

   夜も更けた頃、爆音が響く!
   真っ暗で何も見えないが噴火かな?と思って桜島の方向を見てみるとピカッと
   稲妻が光る!
   何度もこの場所に来ているが、こんな光景は初めてだった。

   暫く眺めていたが、テントに入って狙いの時間帯まで仮眠をとる事にした。
   
   深夜、予定の時刻にムクッと起き上がると、丁度戻ってきた横尾さん、粘りに粘
   って真鯛をGetしていた!
   

   鈴木さんも起きてきたので、一緒に右方向に行ってみる事にした。
   すると途中で、鈴木さんが、この辺でちょっとやってみようか!と言った。
   実は、この鈴木レーダーが九州では高感度に反応する事が多いのだ!
   そこで私もちょっと落とし込んでみた。

   すると、ぶっつけ潮のせいか?なかなかうまく落ちていかない。
   何だか壁に引っ掛かった様な感触だったが、若しかしてアタリかも?と思って竿先で
   そぉ〜っと聞いてみたが生命反応はない。
   やっぱり壁に引っ掛かったか〜と思い、外そうと潮上に少し強く引っ張ったが外れない。
   やれやれ、と糸を少し巻いてから竿先で更に強く潮上に向かってグイッ引っ張った、
   次の瞬間、ギュギュギュギュと糸が引っ張られた!
   お〜何か掛かったよ!
   と言いながら、竿を起こして、うりゃうりゃうりゃ!と追い合わせを入れると、魚は一気
   に走り出した!
   竿を立てて懸命に応戦、魚は強くて何度もリールが逆回転させられてしまうので、
   左手でリールを止めて竿を立てる!
   が、再び竿が寝かされてリール糸が出される。
   負けてなるか!と再び竿を立てリールを押さえる。
   そして、巻けるだけ巻き取る。
   フッと軽くなったので、外れたか?と思ったが、直ぐにまた強い抵抗にあったので、
   コロかも?と思ったが、横走りや根に張り付きがないので、やっぱり真鯛か??
   兎に角、早く浮かせようと懸命に巻き取る。
   鈴木さんも駆け寄ってきて見守ってくれたところで、浮かせる事ができた。
   取りこんだのは、
60cmの綺麗な真鯛だった。
   

   これで私は大満足!
   基地に戻って再び仮眠、休憩し朝マズメに備えた。
   
   期待の朝マズメ、私はタンタンと探ってみたが追加はならず、小原さんはいつの
   間にか真鯛をGetしていた。
   

   更に、イカを見つけたると、エギを投げ込んで見事にGetした。
   

   結局、第1ラウンドは、
   鈴木さんが黒鯛5枚(max50cm)、堀江さんが黒鯛1枚とヘダイ3枚、神崎さんが
   黒鯛1枚、和田さんが黒鯛2枚と真鯛2枚と石鯛1枚、横尾さんが真鯛1枚、
   Keryzoさんが黒鯛2枚、小原さんが黒鯛1枚と真鯛1枚、吉田Jrがドン枚、
   私が黒鯛1枚と真鯛1枚だった。
   尚、鈴木さん、堀江さん、神崎さん、和田さん、小原さんは、コロダイを掛けるも
   残念ながら上げる事はできなかった。

   いつもの様に温泉センターで汗を流し、食事をしながら第2ラウンドの作戦を語り、
   仮眠をとった。
   

   16:00、買い出しを済ませ、いざ!第2ラウンドへ突入。
   天気予報では曇りのち雨、時々、強雨、所によって激雨となっていた。

   渡堤後、雨が降る前に急いで基地を設営して、すぐに開始した。
   

   すると直ぐに竿を曲げたのは小原さん!良型の黒鯛をGetした。
   

   今日は黒鯛のスイッチが入っているのかな!と期待したが・・・・、私にアタリは全く
   ない。

   早めに夕食を済ませ、夕方から暗くなるまで粘ってみたが反応はなく、基地に戻る
   と、基地近くでやっていた和田さんが何か掛けて悪戦苦闘している!
   取りこまれたのは53cmのコロダイ、お見事でした!
   

   その後、私は深夜に備えてテントで仮眠をとった。

   予定の時刻前に目を覚まし再開したが、潮がカッ飛んでいたのでオモリを追加して
   やってみたが、何の反応もなく時間だけが過ぎていった。
   他の面々もGetの情報はない。
   一旦、基地で休憩していると、またしても和田さんが竿を曲げた!
   上がってきたのは綺麗な真鯛だった。
   

   早朝、雨が上がっている間に、みんなでテントをたたんで、後は終了時刻まで
   釣りに集中!
   明るくなった頃から風が強くなってきた!
   海面がザワついて黒鯛を狙うには絶好だが、左横からなので非常に落とし辛い。
   空はいつ雨が降ってもおかしくない状態だったので、上着だけカッパを羽織って
   落とし込んでいく。
   タナを狙ってタンタンと進む。
   途中で底まで狙っている神崎さんを追い抜き反対方向からきた堀江さんと話を
   して擦れ違った。
   更に、他の落とし込み師と擦れ違って、どうですか?と聞くと、アタリナシとの事。
   しかし、アタリは急にやってくる!
   コンッと来たので、思い切り、うりゃ〜!!!
   竿は綺麗に曲がって元気な抵抗が始まったので、ヨシヨシと呟きながら応戦。
   黒鯛と思ってやりとりしていたが、どうも引きが慌ただしい。
   上がってきたのは40cmのコロダイだった。
   

   これでボーズを免れたので、ホッと一安心。
   その後、シャワーの様な雨をくらっても追加を目指して前進!
   私に追加はなかったが、小原さんは53cmの視えのコロをGetしていた。
   

   一旦基地に戻って、下げの時間帯まで休憩。
   

   狙いの時間帯、最後の一流し、神崎さん、吉田Jrと一緒に狙いの場所に行って
   みた。
   相変わら風は強くて落とし辛い。
   しかし、頑張っていると良い事がある。
   終了間際に時合い到来!

   いきなり糸が吸い込まれたので、慌てて合わせたが、上がってきたのは大きな
   鱗、しかも茶色掛かっている。
   これはデカコロに違いない。
   次のアタリは全く気付かず、合わせが遅れて途中で針が外れてしまった。
   引きから考えると、多分、黒鯛だった。

   すると先の方で吉田Jr.が悲鳴を上げる!どうやらバラシた様だった。
   更に今度は神崎さんにアタリがあったが針外れ、続いて私にゴツンッと来たので、
   思いっきり、、うりゃ〜!!!
   手応え十分で今度こそ取るぞ!と思った瞬間、グイグイと横走りした。
   こっ、これはコロ!
   しかも重い。
   よ〜し!と追随しようとした途端、沖に目がけて急加速!!
   竿が大きく曲げられ糸を一気に出されて、The End。
   道糸からプッツンしていた。
   あ〜またしても、やられてしまった・・・・。

   とっ、再び、吉田Jrの悲鳴が聞こえた。
   続いて、神崎さんが竿を曲げ、漸くドン枚逃れの黒鯛を取りこんだ。
   ホッと笑顔でハイポーズ!
   

   更に、吉田Jrの声が上がり、私も黒鯛を掛けたが針が外れてしまい終了時刻
   となった。

   第2ラウンドの結果は、
   堀江さんが黒鯛2枚、神崎さんが黒鯛1枚、和田さんが真鯛1枚とコロダイ1枚と
   ヘダイ1枚、小原さんが黒鯛3枚とコロダイ1枚、私がコロダイ1枚、鈴木さんと
   横尾さんと、Keruzoさんがドン枚だった。
   因みに、この日、デカコロの洗礼を浴びたのはKeruzoさんと私だった。

   最後は温泉センターで汗を流し、食事をしながらコロダイへのリベンジを期して
   終了した。
   

   今回、台風や天候の心配はあったが、何はともあれ、怪我もなく、皆で楽しく
   釣りができた事に感謝したい。



鹿児島
 2014年07月03日(木)〜06日(日) 同行者:金子、佐々木、長塚、鈴木(勝)
   今年も待ちに待った7月のダメ磯メンバーとのTYOT釣行。
   しかし、またしても天気が・・・・・・?
   予報では回復傾向だが、初日は大雨なので場合によっては先週と同様、堤防泊
   は断念しようかと考えていた。
   鹿児島空港にはほぼ定刻に飛行機が到着した。
   

   最新の天気予報を確認すると、大雨のち曇りとなっていたので予定通り堤防泊
   を決行する事にした。
   風の強さ・方向・潮の高さ・うねりの状況を確認して渡る堤防の場所を決めた。

   腹が減っては戦はできぬ!まずはラーメンを食べて買い出しをしてから渡船場
   に向かった。

   幸い船に乗る時、雨は止んでいたのでラッキーかと思いきや、堤防に渡る直前
   からシャワー状態になったので、船上でカッパを着て渡堤した。
   

   テントは予めビニル袋に入れておいたので、雨が小降りになってから張る事に
   して、早速、仕掛けを作って釣行を開始した。

   雨が強く降る中、金子さんが直ぐに竿を曲げた!
   取りこまれたのは良型の黒鯛だった。
   

   そして、また直ぐその後に、今度は56cmの真鯛をGetした。
   

   私もこの時合いに乗って、42cm45cmをGet!
   

   そして、強い引きで抵抗した3枚目は
52cm、長塚さんも同サイズをGetした。
   今年のTYOTは、このサイズが多い様に思える。
   

   私は黒鯛を3枚釣ったので、ここからヘチ釣り初心者の鈴木さんにくっついて歩く
   事にした。
   その間、長塚さんが追加、金子さんも50cmを追加していた!
   

   暫くして鈴木さんが落とし方をマスターしたので、私も戦線に復帰し40cm
   Getした。
   

   この頃から、雨は上がってきたのでテントを設営して少し休憩していると、
   なんとなんと、鈴木さんが黒鯛をGetして戻ってきた!
   おめでとうございます!
   

   佐々木さんも複数枚Getしていたので、これで全員安打となった。
   この日の夕食は冷やし中華を食べたが、鈴木さん達がフライパンでウィンナーを
   焼いてご馳走してくれた。
   

   休憩後、夜仕掛けに変更して真鯛&コロ鯛を狙ってみたがアタリは貰えず、
   夜中に大活躍したのは、独自の釣り方をしていた鈴木さんだった!
   一人で数回のアタリを貰い、54cmのコロ鯛をGetした。
   

   ヘチ釣り師が苦戦する中、更に2枚を追加して皆を驚かせた。
   

   朝マズメ、私はやっとアタリを貰ったが空振り・・・・。
   すると近くにいた佐々木さんが見事に42cmの真鯛をGetした!
   

   陽が昇ってから、仕掛けを昼用に戻して棚を狙うと居食いで掛かった魚は
   いきなり沖に走り強く抵抗したので、一瞬、真鯛か?と思ったが、上がって
   きたのは
51cmの黒鯛だった。
   

   少し経った頃、佐々木さんが、いや〜良く引いたよ!と言いながら、40cm石鯛
   を持って戻ってきた。
   


   結局、第1ラウンドの結果は、
   金子さんが黒鯛7枚と真鯛1枚、佐々木さんが黒鯛3枚と真鯛1枚と石鯛1枚、
   鈴木さんが黒鯛1枚とコロダイ3枚、長塚さんが黒鯛4枚、私が黒鯛5枚だった。

   いつもの温泉センターで汗を流し、昼食をとって第2ラウンドに備えて仮眠した。
   

   曇り空の中、第2ラウンドは16時の船で堤防に渡る。
   

   もう雨の心配はなさそうで絶好の釣り日和となった。
   基地を設営後、直ぐに黒鯛を狙って開始したが、なかなかアタリが貰えない。
   暫くして、引き込みアタリで掛けたが水面で針ハズレ・・・・。
   基地の反対方向に移動してから、漸く居食いで46cmをGettした。
   

   これでボーズは逃れたので一安心、でもその後はまた沈黙。

   この日の夕食は、鈴木さんが買い出ししてくれた「冷やしソーメン」&「野菜炒め」
   堤防上で茹でて、氷水の入った袋で冷やし、みんなで美味しく頂いた。
   

   お腹がいっぱいになったので、テントで横になって仮眠した。

   深夜、まだ眠かったので、寝るか、出撃するか?少し迷ったが、こんなに恵ま
   れた釣り環境なのに、なんで迷う事があるのか?と心の声が聞こえたので、
   むくむくと起き上がった。

   し〜んと静まりかえった堤防、誰かやってるのかな〜?とテントを確認すると
   鈴木さんが居なかったので、鈴木さんが居そうな場所まで棚を狙って行く事
   にした。
   タンタンと落とし込むが反応はない。

   遂に鈴木さんが居る場所まで何事もなく着いてしまった。
   様子を聞くと、今まで全く当たらなかったが、今、アタリがあったとの事だった。
   今、アタリがあったと聞くと、萎えていた気持ちが復活した。
   餌を変えてオモリを追加し、今度は底まで狙ってみる事にした。

   先端まで行っても反応はなく、少し沖ではプシュ!と音がして多くのイルカが
   泳いでいる様だった。

   すると潮が異常に速くなったので、ヤケクソ気味にオモリを追加。
   何事もなく再び鈴木さんの付近まで戻ってきた時、何気なく聞き上げた竿先に
   ゴツンッ!
   おっ!?
   次の瞬間、一気に竿先が持って行かれたので、遅まきながら、思いっ切り、
   うりゃ〜〜!!!
   振り上げた竿は、逆にガクンと寝かされ、右手の親指が弾かれてリールがグル
   グルグル!っと逆回転、凄い勢いで糸が出ていく!
   来たぞ!これはデカそうだ!
   竿を立てて体勢を立て直し、左手でリールを押さえて逆回転に抵抗を与える。
   かなり走られたが、機を見てゴリゴリゴリゴリとリールを高速で、これでもか!
   と巻けるだけ巻き取る。
   しかし、巻く手が疲れると再び強い力で一気にまた糸が出されてしまう。

   これまで何度も悔しい思いをしたが、その都度タックルバランスを改良して、
   この瞬間を待ってたんだ!絶対取るぞ!!
   強い気持ちで懸命に応戦するが、相手もかなり手強くて重量級のパワーで
   抵抗が続く。

   竿、糸、針、の限界に近い状態でのやり取り、竿はギシギシ音を立て、糸はキ
   〜ンと鳴って出されてしまう。

   巻いては出され、巻いては出されるが、それでも少しずつ寄ってきた。
   何度も何度も繰り返して、かなり近くまで浮いて来た。

   真鯛は普通、ここまで浮かせると力尽き、浮き袋が膨れてポッカリと浮くのだが、
   この魚は、ここからまた更に激しく突っ込んできたので、竿の肘宛が外れて手首
   がグキッと捩じられる。
   ヤバイ!左手で竿を補助して体制を立て直そうとしたが、竿が無理やり寝かさ
   れて、何だか情けない格好になる。
   目前に居るのに、右へ左へと突っ込んで激しく抵抗する。
   壁に糸が擦れては一貫の終わりなので、魚の位置を確認しながら、切れるなよ!
   と祈りながら、徐々に浮かせてきたが、更に突っ込まれて腕は疲れ、ヒーヒー
   言いながらも懸命にリールを巻き取る。

   すると水面で夜光虫が散らばって大きな魚影が視えてきた。
   バシャンバシャンと大きな音で水面に上がった。

   よっしゃ〜とタモに手を伸ばして救おうとするが、腕が思う様に動かず、なかなか
   上手く入らない。
   掬ったと思ったら失敗で、魚はまたグググッっと下に突っ込む。
   慌ててタモを脇に挟みながら、頼むから外れるなよ!と念じながらリールを巻き、
   3度目で漸くタモにおさめる事ができた。

   萎えた腕の力を振り絞り、よいしょ!っと引き上げ、ドテッと置いた。
   魚はデップリしたアイシャドーの綺麗な真鯛だった。
   尾っぽは60cmのタモ枠を大きくはみだしていたので、計ってみると74cm
   久しぶりの自己記録の更新だった。
   思わず、やった〜!と叫んだ。
   

   やっとの事で上げたこの1枚に大満足し、基地に戻って寝ようと思ったが気持
   ちが高ぶって寝る事はできず。
   結局、朝まで余韻に浸っていた。

   そうこうしていると明るくなったので、お湯を沸かしてコーヒーを飲み、朝食を
   とっていると、鈴木さんが、またしてもコロダイを持って戻ってきた。
   

   私も朝食後、黒鯛を狙って昼仕掛けで再開すると、糸が引き込まれたので、
   思い切り、うりゃ〜!!
   すると激しく暴れて抵抗してきたので、コロか?と思いながら応戦。
   上がってきたのは、思った通り46cmのコロダイだった。
   

   これで私は終了、基地を片付けていると粘っていた長塚さんが、やっと釣れまし
   たよ〜!と言いながら真鯛を持って戻ってきた!
   

   第2ラウンドの結果は、
   金子さんが黒鯛2枚、鈴木さんがコロダイ1枚、長塚さんが黒鯛3枚と真鯛1枚、
   私が黒鯛1枚と真鯛1枚とコロダイ1枚、佐々木さんは魚ではなく足がつって
   ドン枚だった。
   
   前日同様、温泉センターで休息し、第3ラウンドも16時から渡堤した。
   

   基地を設営後、早速、黒鯛を狙って開始したが、どういう訳か全く反応がない。
   体も疲れてたので、暫くボンボンベットで横になっていた。
   この日の夕食は、鈴木さんがソース焼き蕎麦を作ってくれた。
   お腹が膨れた後は、ボンボンベットで夜空を眺めながら、ゆっくりとした時間を
   堪能した。

   その後、少しだけ竿をだしたがアタリは無く、眠くなってきたのでテントに戻っ
   て仮眠を取った。

   3時過ぎから再開したが、私にアタリはなく、明るくなった頃、佐々木さんが見事
   に真鯛をGetした。
   

   第3ラウンドの結果は、   
   金子さんがコロダイ1枚、佐々木さんが黒鯛1枚と真鯛1枚、長塚さんがヘダイ
   1枚、鈴木さんと私はドン枚だった。
   
   温泉センターで汗を流した後、鹿児島空港で昼食をとって解散した。
   みなさん、お疲れ様でした〜。
   

   今回も悪天候が心配だったが、予定通りの釣行で、釣果を得る事ができた事、
   そして、毎回、お世話になっている船頭さんに心から感謝したい。